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中小企業診断士/暮らし経営案内人
「HACCPは難しい」
「食品安全を強化するためにすべきことがわからない」
「専門知識を持った従業員がいない」
そんな経験はありませんか?
”食品安全”というと微生物や化学物質など難しい専門的用語が多くでてくるため、拒否反応が起こることがひとつの要因と考えられます。
今回は、専門知識ゼロからHACCP取得を進めた改善についてご紹介します。
【事例】
従業員約30名、ほぼ手作業の農産加工場で、親会社から食品安全強化の指示が出たものの、「どこから着手すべきか分からない」 状況でした。
原因は、単純加工でそもそもの食品安全リスクが低いために、食品安全の知識が乏しかったこと。HACCPに対しても、「難しそう」「自分たちにできるのか」 という不安が大きく、前に進めない状態でした。
そこで危害分析から必要な文書類の作成までを、こちらが質問し、相手が答える。そしてそれをこちらで文書に落とし込む形で一緒に進めました。教科書的な管理項目やルール、フォーマットを採用するのではなく、現場が「そうだな」と納得した内容のみを管理項目にすることによって、審査のための書類・管理ではなく、無理のない自社オリジナルの“腹落ちする”システムを構築しました。
その結果、HACCP取得に向けた準備が順調に進み、年度内の取得を目指せる状態になりました。また、現場が食品安全の”考え方”を理解し、「食品安全は難しくない」と自信が持てるようになりました。
【教訓】
HACCPは“書類を作ること”が目的ではありません。現場が理解し、納得し、自分たちで運用できる仕組みを作ることが本質です。
そのためには、
・現場が納得しながら進められるプロセス
・小さな成功体験を積み重ねる工夫
・意見や疑問を安心して言える心理的安全性
これらが欠かせません。
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