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中小企業診断士/暮らし経営案内人
「外部認証を受けたが、現場がついてこない」
「やらされた感がおおきく、自主的な活動が展開できない」
「書類は整っているのに、現場の基本動作が崩れている」
そんな経験はありませんか?
外部認証取得が目的になっていることがひとつの要因と考えられます。
安全管理システムは、PDCAが基本になりますが、多くの会社でC(検証)とA(見直し)が疎かになりやすい傾向があります。
今回は、認証取得工場でC(検証)とA(見直し)を進めた改善についてご紹介します。
【事例】
従業員230名、手作業と機械が混在するハイブリッド型の食品加工場。食品安全システム(外部認証)を取得し、しっかりした管理体制で工場運営されていましたが、基本動作(特に5S)が崩れ始めている状況でした。
原因は“慢心”。本来は、『基本動作 → 標準化 → システム構築 → 規格取得』という順番で食品安全レベルを高めていきますが、この工場は、基本動作が従業員に浸透しないまま、規格取得を急ぎ応用に進んでいました。
そこで、巡視で見受けられた”形骸化した5S”へのアプローチとしては、
①第三者による定期巡視の導入(=検証)
②巡視時の現場従業員との対話
③対話の末、不要と合意したものは即時撤去(=見直し)
を提案指導しました。
数字としての成果は出せていませんが、現場は「基本動作の意味」を理解し始め、”やっているつもり”といった形だけではない、員数チェックが行われるようになりました。
【教訓】
背伸びした食品安全システムは、現場を置き去りにし、無駄な”形だけの管理”を生みます。
大切なことは
「基本動作を徹底すること」
「現場が理解と納得すること」
「誰も置いていかない管理を続けること」
この積み重ねが、食品安全の“強い土台”をつくることになります。
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