工場運営のMECEは4M
- 2025年3月4日
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別の記事にて、MECEについて解説しました。
一般的に工場では4M(原材料、人、機械、方法)がMECEになります。
ここではその理由について解説します。
例えば、”焼きそば”を作る時に必要なものは何か?”について考えてみます。
前提条件として、”焼きそば”を『”麺”を水でほぐし熱を加えたもの』と定義し、無人島、キャンプ場、屋台、店舗、工場の5パターンで必要なものを考えていきます。
パターン1 無人島
無人島では、生きることを目的に焼きそば(食事)を作ります。
無人島に人工物はありませんので、自然界にあるものを活用して焼きそばを作ることになります。
従って、水の代わりに海水、熱源としては太陽光で熱くなった平らな石を利用します。
これで焼きそばはできますが、それを調理する人が必要ですし、また調理する人が焼きそばの作り方を知らなければ作ることができませんので、作り方つまりレシピも必要になります。
パターン2 キャンプ場
無人島では”生きる”ために焼きそば(食事)を作りましたが、キャンプでは生きるためというよりも、楽しむことが目的になりますので、おいしい焼きそばを作ろうとします。
キャンプに行く前には、必要な食材や器具を事前に準備します。
例えば、麺以外に野菜や肉、調味料、熱源である炭、鉄板などを利用します。
また肉が腐らせないように氷を入れたクーラーボックスや調理、食事のための皿や箸も準備します。
そのほかとしては、無人島のケースと同様に調理する人と焼きそばの作り方を知らなければ作ることができませんので、作り方つまりレシピも必要になります。
パターン3 屋台
屋台は商売になり、作るだけではなく販売することが目的になりますので、キャンプ場とは違い、おいしい以上に安全に作ろうとします。
そのためには安定した熱源として安定した火力が維持できるガス、バーナー、販売時にはテイクアウト用の容器や箸、袋のほか、お釣り用の現金、販売場所を示すための屋台、電気設備も必要になります。
当然、調理する人と焼きそばの作り方であるレシピも必要になりますが、屋台の場合は販売しますので、営業許可証も必要になります。
営業許可を取得するためにはレシピ以外の食品安全に関する知識も必要になります。
パターン4 店舗
店舗も販売することが目的になりますが、一時的な販売の屋台と異なり、店舗は半永久的に販売することを目的にしていますので、屋台の時よりも安全に作ろうとします。
そのためには外界からの異物混入を防ぐために建物を準備した上で安定した火力が維持できる熱源であるガス、バーナーのほか、手洗い設備や冷蔵庫、清潔なテーブルや椅子なども必要になります。
場合によってはテイクアウト用の容器や箸、袋のほか、お釣り用の現金も必要になります。
当然、調理する人と焼きそばの作り方であるレシピも必要になりますが、店舗の場合も販売がありますので、営業許可証が必要になります。
近年は営業許可の大前提としてHACCP管理が求められますので、その知識も必要になります。
パターン5 ロボット工場
工場は店舗では実現できない生産量を供給することを目的にしていますので、店舗の時よりも生産効率を高めようとします。
そこで最新鋭のロボットを導入したとします。
焼きそば自体はロボットが作りますので、調理する人は必要ありませんがロボットを操作するオペレーターは必要になります。
工場になると生産効率を高めるために分業化が進んでいますので、店舗とは違い、製造以外の業務をする人や多数の人を管理する上でのルール、作業標準書が必要になります。
以上を纏めると下記になります。

(焼きそばを作る時のMECE1)
すでにお気づきかと思いますが、物が何もない無人島においても、最新鋭のロボット工場においても必要なものを整理していくと、最終的に原材料、人、機械、方法にいきつきます。

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