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Bー3.損益計算書(具体例)

  • 2025年7月29日
  • 読了時間: 4分

『損益計算書』の具体例について解説します


経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。ここでは損益計算書(家計簿)から利益(貯金)を確保するためのポイントについて確認していきます。



「生ハム」を加工販売している経営者A                            


損益計算書
ある年の損益計算書は以下の通りでした。

(損益計算書 兼 評価指標)

収益改善の方向性
原料肉の有効利用で売上原価を下げること。
解説
経営者Aは利益よりもお客様に感動を与えたいとの想いから原料肉に強いこだわりがあります。このこだわりを無くしてしまうと同社の強みが無くなるかもしれません。現在は黒字が維持できていますので、いまここに手をかけることは危険です。しかしながら経費のなかで最も高い50%を占めていることを鑑みると今後、経営上のネックになる可能性もあります。従って少しでも売上原価を下げることが重要になります。例えば歩留まりの改善(正規品にならない端材を活用した新商品開発)や購買方法の変更(一括購入して配送料下げる、年間契約する)など、品質を変えることなく原価を下げ、それを販売価格あるいはサービスに反映させることで顧客ロイヤルティーを高めることができれば、同社のおいしい生ハムをさらに多くの人に知ってもらうことができるようになります。また仮に販売価格やサービスに反映させなかったとしても、一旦、剰余金として残しておけば、今後新たな事業展開を図る際の資金面での不安解消につなげることもできるようになります。


「卒業後の進路」を考えている大学生B                            


損益計算書
ある年の損益計算書は以下の通りでした。

(損益計算書 兼 評価指標)

収益改善の方向性
 交際費、通信費、教育費、衣料品費を見直すこと。
解説
これまでの貯金と仕送りのお陰で何とか生活できています。今年はパチンコで臨時収入で2万円がありましたが、今後ともパチンコで臨時収入が確保できる保証はありません。別月では臨時支出になってしまう危険性もあります。従って貯金②の段階で黒字化させておくことが必要になります。大学生Bはボランティア活動に力を入れています。そのための付き合いや身だしなみ、勉強に費やす経費が大半を占めています。それらは今後の人生に対する投資であり、積極的に支出することは良いことですが、収入に対するバランスが取れていないことが問題になります。収入に対する支出割合を改めて見直すことで、安定的に貯金ができるようになります。


「貯金」を考えている主婦C                                 


損益計算書
ある年の損益計算書は以下の通りでした。

(損益計算書 兼 評価指標)

収益改善の方向性
 食費を見直すこと。
解説
支出割合が最も高いものは食費になります。次いで家賃の支出割合が高いのですが、家賃は固定費になりますので下げることはできません。従って貯金を増やすためには食費を下げることが必要になります。仮に1週間に1回の頻度で食材を購入するとした場合、1回あたりの支出額は18,750円になります。食材は1回の食事で全て使い切ることはなく、何回かに分けて使用します。従って「月初に残っている在庫」と「当月購入する食材」「月末に残っている在庫」のバランス次第で売上原価は変わってきます。原価を下げる方法としては「当月購入する食材を減らす」あるいは「月末在庫を増やす」ことが考えられます。例えば1回あたりに支出する支給額を18,750円から15,000円にすると1回あたり3,750円削減でき、1か月では15,000円貯金することができるようになります。また保存性の高い調味料や米、乾物などは安価なときにまとめ買いし、さらに1回あたりの使用量を減らして在庫として貯めておけば、資産として残りますので原価を下げることができるようになります。なお家電や家具の買い替えが必要なケースもでてきます。この年はマイナスとなりましたが、貯金②の段階で黒字化できていますので問題はありません。


損益計算書の解説は以上です。またネタが思いついたら追記します。

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