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Aー18.MVV分析

  • 2025年9月13日
  • 読了時間: 5分

『MVV分析』について解説します


MVVはミッション・ビジョン・バリューの略になります。このなかでビジョンがあるべき姿に該当します。ビジョンを明確にすることによって、従業員や取引先、消費者、社会に対して創業(操業)の想いを伝えることができるようになります。ここではその方法について解説します。

(問題解決のフロー図)


1.MVVについて                                     


ミッション(使命)
外部環境に対し「何をやらなければならないか」を考えます。

ビジョン(あるべき姿)
ミッションで定めた為すべきことを達成させるために内部環境「どのような状態にならなければならないか」を考えます。

バリュー(価値)
ビジョンを実現させるため「どのように行動するか」を考えます。


自社(自分)の価値基準がひとりよがりになってしまうと社会や消費者の価値基準からズレてしまう可能性もありますので、自社(自分)の行動が、社会(消費者)に「どのような価値を与えるか」まで考えることが必要になります。

そのため、ミッションにおいては社会(消費者)の困りごとは何か?を考え、ビジョンやバリューにおいてはその困りごとに対して自分の強みがどう活かせるか?を考えた上で決めていくことになります。

(MVVのイメージ)


2.進め方                                         


まずは、ミッションを定めます。

SWOT分析で把握した外部環境の機会と脅威から社会(消費者)の困りごとや要望を推定し、その困りごとや要望に応えることがミッションになります。


別の記事にて記載した『カフェ』の例で解説します。

そこでは下記の外部環境分析の結果を導きました。

外部環境(機会)
コーヒーブームが到来している 巣ごもり消費で自宅で淹れる高級コーヒー豆が売れている 契約農場で新種のコーヒー豆の開発が進んでいる
外部環境(脅威)
コーヒー豆、エネルギーコストの増加 街の小さなカフェの倒産件数が増加している 節約志向でカフェの利用頻度が落ちている


コーヒーは嗜好品になります。

安価な缶コーヒーから高価な家庭用コーヒー、カフェまで様々な種類がありますが、昨今は節約志向でカフェの需要が減っています。

缶コーヒー、あるいは自宅で飲むコーヒーと、カフェで飲むコーヒーの違いのひとつに「空間があります。

仮に「おいしいコーヒーを飲んでもらいたい」という理念を掲げるのであれば、カフェである理由は無くなってしまいますので、空間を楽しんでもらうところまでイメージを膨らませて考えることが必要になります。

例えば、カフェでコーヒーを飲むことによってリフレッシュしてもらいたいのであれば、そのことを前面に押し出すと良いですし、リフレッシュすることはストレスの発散に繋がり、ストレスを発散することはリラックスした状態で心安らかに生活を送ることに繋がると言えます。

そうすると、ミッションは「ストレスのない生活の1シーンを演出すること」が考えられます。

(ミッションを決める際のイメージ)


次に、ビジョンを決めます。

SWOT分析で把握した問題(外部環境の脅威と内部環境の弱み)をベースに、外部環境の機会と内部環境の強みを持って達成できるゴールがビジョンになります。

問題が発生している状況とは、社会(消費者)のニーズに応えられていない状況を表しますので、そのニーズに応える姿がビジョンと言えます。

問題のなかでも、潜在的な問題は将来的な問題、つまり将来に対する不安の表れになりますので、その不安を解消すべく事前準備しておくことが重要になってきます。

同社の潜在的な問題は下記の通りでした。

潜在的な問題点
自宅用の高級コーヒー豆を販売していないこと 秘伝のオリジナルブレンドを超える新商品がでていないこと 人手不足になること


巣ごもり消費を受けて自宅用で楽しむ高級コーヒー豆の需要が高まっています。

これはつまり「カフェ」から「自宅」、コーヒーを「提供される」から「自作する」ということを求める消費者がいるという新たなニーズが発生していることになります。

「ストレスのない生活の1シーンを演出すること」をミッションに掲げる以上、新たなニーズを求める消費者の要望にも応えることが必要になります。


コーヒーは嗜好品になりますので、自宅で高級コーヒー豆を使用する消費者は強いこだわりや向上心を持っていると推測できます。

従って、消費者の向上心に応えるためには新商品開発やコーヒーの淹れ方についての教室を開くことでその消費者の「ストレスのない生活の1シーン」を演出することができるようになるかもしれません。

ただしそれらを実現させようと考えた場合、人手不足に陥る危険性もでてきます。

理由は従来のカフェ経営に商品開発や教室の開催など新たな負荷が増えることになるからです。

ここからは希望的観測になりますが、こだわりが強い人のなかには趣味を職業にする傾向もあります。

向上心が高いコーヒー愛好家が増えると、仕事をしながら勉強できるという点で同社で働きたいと考える人も増えるかもしれません。


以上をまとめると「コーヒー愛好家」を取り込むことで自宅用の高級コーヒー豆の販売や新商品開発、新事業展開、人手不足の解消など現在の問題を解決する糸口が見えてくるようになります。

従って、ビジョンは「コーヒー愛好家を増やすこと」と決めることができます。

(ビジョンを決める際のイメージ)


最後にビジョンの実現に向け、どのように行動していくか、バリューを決めます。

ここに関しては具体的なアクションプランが入ってくることになりますので、改善・戦略の記事で解説します。

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