top of page

Aー24.優先順位の決定(具体例)

  • 2025年9月7日
  • 読了時間: 4分

『優先順位の決定』の具体例について解説します


経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。ここでは①時間管理マトリクスと②点数化により課題の優先順位を決定します。

(問題解決のフロー図)


「生ハム」を加工販売している経営者A                            


課題
① 明確な販売戦略を策定すること(経営、営業に強い従業員を増やすこと)

② 熟成生ハムに代わる第2の柱(商品)を創造すること

③ 将来のあるべき姿を創造すること

④ 日本で販売していない商品を調べること

⑤ 世に広めるための販売促進策を考えること


課題のロジカルツリー
上位の課題グループ:課題A~C
下位の課題グループ:課題D、課題E

時間管理マトリクス

点数化
重要度(組織)
全社に関する内容 = 5点
部門に関する内容 = 1点
緊急度(問題の質)
顕在的な問題 = 5点
潜在的な問題 = 1点

課題の優先順位
優先順位
課題C.将来のあるべき姿を創造すること(5点×1点=5点)
課題A.明確な販売戦略を策定すること(1点×5点=5点)
課題B.2年間熟成した生ハムに代わる第2の柱を創造すること(1点×1点=1点)

解説
重要度は組織に準じた点数評価にしました。

緊急度としては顕在的な問題、潜在的な問題のいずれかで評価しました。

この結果、優先順位は課題Aと課題Cは同じ点数評価になりました。

一般的に第二象限には将来の課題、第三象限には現在の課題が入るケースが多く、優先順位は第二象限>第三象限となりますので、課題C>課題A>課題Bとしました。


「卒業後の進路」を考えている大学生B                            


課題
① 将来的なビジョン(自分の軸)を見つけること
② ストレスを抱え込まないようにすること
③ 職を失わないようにすること
④ 自信を持つ習慣を身につけること
⑤ 人生を振り返って一番楽しかった(うれしかった)ことを見つけること

課題のロジカルツリー
上位の課題グループ:課題A~C
下位の課題グループ:課題D、課題E

今回のケースにおいて「将来的なビジョン(自分の軸)を見つけること」はビジョンであり課題でもあります。

「 人生を振り返って一番楽しかった(うれしかった)ことを見つけること」はビジョンを達成するための手段であり、また「ストレスを抱え込まないようにすること」はビジョンを達成する目的になります。

従って、上位グループはすでに優先順位(目的と手段)が明確であると言えますので、ここでは課題Dと課題Eの優先順位を決めたいと思います。

時間管理マトリクス

点数化
重要度(効果)
ビジョン実現に向け高い効果が期待できる  = 5点
ビジョン実現に向け高い効果は期待できない = 1点
緊急度(取り組みやすさ)
すぐに取り組むことができ、かつ時間がかからない = 5点
すぐに取り組むこと、あるいは結果が出るまでに時間がかかる= 1点

課題の優先順位
優先順位
課題D.自信を持つ習慣を身につけること(5点×1点=5点)
課題E.人生を振り返って一番楽しかったことを見つけること(1点×5点=5点)

解説
重要度は効果に準じた点数評価にしました。

緊急度としては取り組みやすさで評価しました。

この結果、優先順位は課題Dと課題Eは同じ点数評価になりました。

一般的に第二象限には将来の課題、第三象限には現在の課題が入るケースが多く、優先順位は第二象限>第三象限となりますので、課題D>課題Eとしました。


「貯金」を考えている主婦C                                 


課題
① 支出を計画的に管理すること
② サロン(店舗)での開業にこだわらないこと
③ ライバルを増やさないこと(競争優位を確立すること)
④ 低資金で開業できるビジネスプランを策定すること
⑤ 節約すること

課題のロジカルツリー
上位の課題グループ:課題C、課題D
下位の課題グループ:課題A、課題B、課題E

時間管理マトリクス

点数化
重要度(効果)
ビジョン実現に向け高い効果が期待できる  = 5点
ビジョン実現に向け高い効果は期待できない = 1点
緊急度(問題の質)
顕在的な問題 = 5点
潜在的な問題 = 1点

課題の優先順位
優先順位
課題D.低資金で開業できるビジネスプランを策定すること(5点×5点=25点)
課題C.ライバルを増やさないこと(競争優位を確立すること)(5点×1点=5点)

解説
重要度は効果に準じた点数評価にしました。

緊急度としては顕在的な問題、潜在的な問題のいずれかで評価しました。

事業を展開する上で課題C、課題Dともに検討が必要なものであり重要度は高いと評価しましたが、課題Cは潜在的な問題になりますので、最終的な優先順位は、課題D>課題Cとしました。


今回の例は点数化が難しく曖昧な解答になりましたが、伝えたいことは優先順位を決める際は重要度と緊急度で検討し、同じ象限にある課題についてはさらに数値化することによって公平な順位付けができるということです。


優先順位の決定についての解説は以上です。またネタが思いついたら追記します。

コメント


  • X
  • Facebook
  • Instagram

© 2023-2026 by HIBIKEI 

bottom of page