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Aー31.アクションプラン(具体例)

  • 2025年8月31日
  • 読了時間: 7分

『アクションプラン』の具体例について解説します


経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。ここでは課題解決に向け、成功する確率が高い戦略で動きだしますが、その動きをスムーズにするための計画を策定します。

(問題解決のフロー図)


「生ハム」を加工販売している経営者A                            


最終的な課題(再修正)
ここでしか味わえない食肉加工品の販売および商品戦略を立案すること

戦略(積極的戦略展開)
生ハム使った高価格帯の家庭用イタリアン惣菜の開発(新商品開発)

アクションプラン

解説
戦略は「(国内にはない)新商品の開発」になります。従ってマーケティングの必要性はなく「国内にはない商品は何か?」を探ることが何よりも大切になります。経営者Aの強みはイタリアへの留学経験があることです。まずはイタリアで目にした料理を思い出すこと、また留学時代の知り合いがいれば、そこから情報を得ることも有効な手段にになります。そこから抽出した料理のうち国内で頻繁に目にするものは開発対象から外れますので、その選別を行うことを目的にインターネットでの調査をおこないます。その結果「国内にはない」開発対象品目を数点ピックアップし、そのレシピをもとに試作に入ります。しかしながら本場の味=人気とは限りませんので、日本人の好みに合うよう試作品にアレンジを加えていきます。このとき過去に製造工場で勤務した開発経験が活きてきます。実際に試作品ができた後は近くの関係者に試食をおこない、試作品に対する感想や意見を参考にアレンジをさらに加え新商品に磨きをかけます。

新商品ができても、その良さを知りたい、あるいは欲しいと思ってもらえなければ意味がありません。従って次に商品ストーリーを考えます。「日本にはない商品」とは日本人が知らないものになりますので、まずは「この商品は何か?」をアピールします。そして、なぜこの商品なのか、またこの商品のメリットを消費者に訴求し、伝えていくことが大切になります。しかしながら理由はわかっても単にアイデアを輸入しただけでは魅力は半減します。従って「この商品を創りたい」と思うに至った経緯や「開発に苦労した点」「苦労を乗り越えてでも消費者に食べてもらいたいと思った熱意」も伝えると商品の魅力が高まります。

商品ストーリーがしっかりしていても、そもそも知らない、興味がない消費者にとってはそのストーリーすら届きません。従ってパッケージやネーミング、手が出しやすい価格などを工夫することで存在自体を知ってもらう施策が必要になります。またポスターやチラシ、店頭での試食などの施策を積極的におこなっていくことによって認知度を上げ、興味を持ってもらうことが可能になりますので、このようなアクションプランにしました。開発費用は30万円。1年以内の販売を目指します。計画期間のうち商品自体をしっかり創りあげることが何よりも大切であると考え、その期間を長く取る計画にしました。


「卒業後の進路」を考えている大学生B                            


最終的な課題(再修正)
自信を持つ習慣を身につけること

戦略(積極的戦略展開)
福祉関係の資格取得(強みの強化)

アクションプラン

解説
戦略は「強みの強化」になります。大学生Bは誰にも負けない強みを持ちながらも自信がないためにその強みが活かせない状況です。従って自信を持たせるために、これまでの経験の裏付けとなる資格取得を目指します。資格は福祉関係と方向性は定まっていますので1年以内に取得可能な福祉関係の資格としてどのようなものがあるか、まずはインターネットで情報を入手します。そして見つけた資格に興味があったものはパンフレットをもらったり実際に現場見学することでさらに資格取得に向けた想いを強めていきます。資格取得の方法には独学と通学(予備校)の2種類があります。通常、予備校への通学が独学よりも合格率は高くなります。今回は自信をつけることを目的にしていますので不合格となったときの精神的ダメージを考えると費用をかけてでも合格率が高い方法を選択すべきと考えます。幸いにも大学生Bは金銭的に余裕がありますので予備校に通うことは高いハードルにはなりません。

試験勉強をしながらも時間は刻々と過ぎていきます。周りの学生が就職活動を始めるなか、将来が定まっていない状況で就職活動に乗り遅れてしまっては不安がさらに強くなり自信を失う危険性もありますので、ひとまず福祉関係の仕事を中心に就職活動も行います。

試験勉強や就職活動は長期間の孤独な戦いになります。自信を無くしかけたとき、自分のやっていることが間違っていないことを周りに認めてもらうことでモチベーションを維持することができるようになります。従って地域貢献活動やSNSを活用し、自分のことを理解し認めてくれる仲間を増やし、仲間に囲まれながら孤独な戦いを続けていくことができれば軸をぶらさず目標に向かって進むことができるようになりますので、このようなアクションプランを立てました。費用は50万円ですが、大学生Bの強みがあれば問題ありません。今回は3年間の中期計画としました。計画期間の大半を試験勉強と就職活動に費やすことになります。また地域活動やSNSでモチベーションを維持することが大切になりますので、それら活動はずっと続ける計画にしました。


「貯金」を考えている主婦C                                 


最終的な課題(再修正)
ライバルに真似できないビジネスプランを策定すること

戦略(積極的戦略展開)
保育園や託児所への出張講座(市場開拓、種蒔き)

アクションプラン

解説
戦略は「市場開拓、種蒔き」になります。主婦Cは低予算での開業を考えていますので、まずは類似ケースをインターネットで調べます。しかしながらインターネットは年齢や経歴、強みが異なる全国各地の情報が流れていますので、自分に適した事例が見つかるとは限りません。従って最終的には商工会議所に相談しアドバイスをもらうことが近道になります。商工会議所ではいろいろなアドバイスが受けられますので、まずは言われたことをしっかりこなすことが大切になります。一方で開業できてもコンテンツが悪ければお客さんは増えませんので、どのような講座を開設したいのか、誰を対象にしたいのかなどについても同時並行で考えていきます。併せて主婦Cがしたいことをしっかりと伝えていくことも大切になります。その手段としてSNSや動画配信を活用し、講座の良さを消費者に伝えることができれば、集客が期待できるようになりますので、開業準備と同時にPR方法も考えていきます。

無店舗で講座を開設しようとした際に問題となるのは開催場所です。家事テクを必要とする消費者は時間が無いファミリー層になりますので、小さな子供を持つ親をターゲットに展開しようと思います。従って保育園や託児所で開催することが理想的です。また行政でも少子化対策や男女共同参画を目的に家事テク講座を必要としているかもしれませんので、相談に行くのも良いと思います。その他、現在はリスキリングが推奨され、カルチャーセンターも増えてきておりますので、そこを借りることも手ですが、費用が掛かる点がネックになります。一定の広さという意味では喫茶店も良いかもしれません。講座を開くことで集客できるのであれば喫茶店にとっても都合が良いのでお互いにWinWinの関係を築くことができるようになります。いずれにせよ、講座の開催場所をどこにするのかが一番時間がかかる作業になります。

講座の内容が面白くない、あるいは役に立たないと判断されてしまうと一度限りで終わってしまうかもしれません。リピーターを如何にして獲得するか、また口コミで如何にして広げもらえるかが安定的に講座を続けていくポイントになります。従って開業前からリピーターの獲得方法を考えておくアクションプランにしました。費用は37万円。店舗を構えると賃貸契約時の初期費用だけでその程度の金額になりますので、だいぶ費用は抑えられていると思います。計画期間の大半が場所探しになりますが、利便性やターゲット層の集まりやすさ、賃借料を考えると事業展開する上では極めて重要な決め事になりますのでこのような計画にしました。


アクションプランの解説は以上です。またネタが思いついたら追記します。

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