Bー7.キャッシュフロー計算書(具体例)
- 2025年7月25日
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『キャッシュフロー計算書』の具体例について解説します
経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。ここではキャッシュフロー計算書のポイントについて確認していきます。
「生ハム」を加工販売している経営者A
貸借対照表
ある年の損益計算書、貸借対照表は以下の通りでした。

(損益計算書:今期、貸借対照表:前期、今期、前年差)

(ウォーターフォールチャート)

(キャッシュフロー計算書パターン)
現状評価(改善の方向性)
営業キャッシュフロー543万円、投資キャッシュフロー0万円、財務キャッシュフロー△126万円となり、キャッシュの増減額は417万円になります。
経営者Aは個人事業主であるため、キャッシュの増減額417万円から生活費を377万円使っていますので、残りの40万円が事業として残る現金預金になります。
実際に事業における現金預金の推移を確認すると、前期210万円が今期40万円の増加により今期末は250万円になっています。
キャッシュフロー計算書パターンでは「営業キャッシュフロー:+、投資キャッシュフロー:-、財務キャッシュフロー:-」ということになりますので、同社はパターン4の一般的な堅実的企業であると言えます。キャッシュフロー上は良好です。
なお『Bー2損益計算書』『Bー4貸借対照表』『Bー6キャッシュフロー計算書』では法人を対象とした財務諸表について解説してきましたが、個人事業主では状況が若干異なります。
法人と個人事業主の違いについては、別の記事にて解説します(ここでは全体像を確認していただくに留めます)。
「卒業後の進路」を考えている大学生B
貸借対照表
ある年の損益計算書、貸借対照表は以下の通りでした。

(損益計算書:今期、貸借対照表:前期、今期、前年差)

(ウォーターフォールチャート)

(キャッシュフロー計算書パターン)
現状評価(改善の方向性)
営業キャッシュフロー△7万円、投資キャッシュフロー△20万円、財務キャッシュフロー7万円となり、キャッシュの増減額は△20万円になります。
キャッシュフロー計算書パターンでは「営業キャッシュフロー:-、投資キャッシュフロー:-、財務キャッシュフロー:+」ということになりますので、パターン7のかなり不安な状況と言えます。
大学生Bにはいざとなれば支援してもらえる両親がいますので、金銭面での心配はありませんが、キャッシュフロー上は、身の丈にあっていない支出を続けている言えます。
支出の見直しが必要になります。
「貯金」を考えている主婦C
貸借対照表
ある年の貸借対照表は以下の通りでした。

(損益計算書:今期、貸借対照表:前期、今期、前年差)

(ウォーターフォールチャート)

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