top of page
中小企業診断士/暮らし経営案内人


改善活動が進まない・・・3
改善活動を進める際、トップ(管理者)から、このような言葉を聞いたことはないでしょうか? 「 改善活動は辛いことも多いが、最終的には、みんなが楽で幸せになれる 」と。 例えば、商品100個を4人で3時間かかって作っていたとします。改善活動によって、商品100個を4人で1.5時間で作れるようになったとします。このとき、職場では、どのようなことが起こるでしょうか? 答えは、「 新たな業務が増やされる 」か「 人員を半分に削減される 」です。 改善前は商品100個作るために、4人で3時間かかっていましたが、1.5時間で100個作れるようになったということは、3時間で200個作ることと同じ意味になります。従って、4人の作業者は、 これまで100個作ればよかった商品を、200個作ることになるわけですから、 新たな業務が増やされる ということになります。 また、商品は200個も要らない。100個作れば良いという計画であれば、1.5時間で作業が終わる訳ですが、労働時間内であれば、帰ることもできません。削減した時間分、休憩して良いかというとそういう訳にもいかないの


PMIの失敗
M&Aを仕掛けた企業(以下、買収企業)は、傘下に収めた企業(以下、被買収企業)に自社の社員を役員待遇で派遣し、場合によってはその社員を社長に就任させることもあります。買収企業が被買収企業をグループとして統制が取れるか否かは、この社長の舵取りに掛かってきます。ちょっとしたフィクション事例を作ってみました。 背景(設定) A社は食品製造を営む創業70年の中小企業でした。地元での知名度は高く、業績は安定していました。A社は創業以来、自社の利益よりステークホルダーとの関係を大切にし、自分たちが社会に認められる存在であることに誇りを持っていました。その裏には「良いモノを創って、良い関係を築いていればお客さんは裏切らない。何かあったときに助けてくれる」との考えがありました。しかしながら数年前にM&Aを受け経営権を失いました。その後、買収企業が所有している複数社と合併することとなりましたが、うまく統制が取れませんでした・・・。 ストーリー1 企業風土の不一致


改善活動が進まない・・・2
マズローは、『人間の欲求は、「生理的」「安全」「社会」「承認」「自己実現」の5つの段階にわけることができ、下位の「生理的」が満たされると、次に「安全」「社会」と欲求は上位に向かい、最終的に「自己実現」を目指していく』と考えました( マズローの5段階欲求 )。 職場巡視していると、この理論は、とてもよくできているなぁと実感します。 マズローの5段階欲求を”仕事”をテーマにイメージしやすいよう下記の通り定義します。 生理的 :勤務条件(労働時間、休み) 安全 :給料、労働環境 社会的 :会社、社内の人間関係 承認 :評価、表彰 自己実現:スキル、品質、効率 法的にはアウトですが、仮に休みが無く、1日何時間も働かなければならない職場の場合、”とにかく休みたい” ”労働時間を短くしてほしい”といった「生理的」な欲求の優先順位が高まりますので、その欲求が満たされるまでは給料や労働環境と言った「安全」に関する欲求は表面化してきません。 勤務条件が改善されて、初めて給料や労働環境に対する不満がでてくる ことになります。 同じように、会社や社内の人間関係であ
bottom of page