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Eー4.リスク分析を再実施すること

  • 2025年4月27日
  • 読了時間: 3分

リスク分析の再実施』について解説します


事故・トラブルの発生、あるいは検証で不備が見つかった際は、リスク分析を再実施することで抜けや漏れを無くします。再実施する際は、これまで行ってきたリスク分析をさらに深堀りするなど、当初実施した方法とは異なるアプローチで実施していきます。ここでは、再実施する際に有効な方法についてご紹介します。



1.現状分析の細分化                                    


『Eー3.管理運営ルール(体制)を策定すること』 ”4.どこまで現状分析(標準化)するか?” にて、まずは工程レベルで分析し、その結果、事故・トラブルが発生した、あるいは検証で不備が見つかったのであれば、さらに工程から作業、動作にまで細分化してリスク分析を実施する記載しました。

この内容の追加として、「動作は、弱者の立場でリスク分析をおこなう」ことをお薦めします。



作業を”動作単位”にまで細分化して、さらにその動作を行う弱者の立場でリスク分析を実施していくことによって、同じ動作であっても、体力や性別でリスクが異なるため、その動作を行う弱者の意見を聞き入れることで、潜在リスクが見つけやすくなります。

これにより抜けや漏れを無くすことができるようになります。

(弱者の立場で”動作単位”で実施したリスク分析)

なお、リスク分析する前段階として、自社にどのようなリスクがあるかを纏めた「ハザード・リスク一覧」が必要になります。

それらは行政のホームページや書籍をもとに調べていきますが、情報入手に時間がかかります。

下記に経営、食品、労働安全に関するハザード・リスクを纏めた一覧表を別の記事に掲載しておきました。そちらも参照してください。


2.対策の優先度を増やす                                  


一般的にリスク評価は、”発生頻度”と”重篤性”を積算した点数で判定します。

例えば、”発生頻度” ”重篤性”ともに各1~3点と設定した場合、評価点は、1点、2点、3点、4点、6点、9点の6通りになります。

仮に、高リスク:9点、中リスク4~6点、低リスク:3点以下とした場合、対策はまず高リスク9点から取り組みます。

また、事故・トラブルの発生を受け「6点までは対策を取る」とすればリスクを下げることができ、「中リスクまで対策を取る」とすればさらにリスクを下げることができるようになります。

このようにリスク分析の結果を目安に、対策の優先度を増やすことで対策の抜けや漏れを無くすことができるようになります。
(リスク分析 評点)



3.第三者による巡視を受ける                                


同じ人が何度も同じ工程や作業のリスク分析をしていると、”慣れ”や”思い込み”によるリスクの見落としがどうしてもでてきます。

従って、「別部門からのクロスチェック」や「利害関係者以外の巡視(コンサル、専門家)」を受けることで、新たな視点が入り、リスクの抜けや漏れを無くすことができるようになります。



4.作業者に教育する                                    


リスクに対する感度は、教育によって鍛えることができます。


社内教育(OJT)であれば、日常業務している身近な場面をテーマにKY活動を実施する、あるいはその実施回数を増やすことや実際に経験したヒヤリハットを話し合いリスク情報を共有することで感度を高めることができるようになります。

社外教育(OFFJT)であれば、経験豊富な専門家の話を聞く、あるいは実際の体感訓練を受けることで、社内教育では気が付かなかった新たな発見が得られ、感度を高めることができるようになります。

なおOJTとOFFJTのメリットは以下の通りです。

まずはOJTから始め、マンネリ化を感じた際は、OFFJTに切り替えることをお薦めします。

(OJTとOFFJTのメリット・デメリット)


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