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中小企業診断士/暮らし経営案内人


Cー6.「労働安全」リスクの洗い出し(具体例)
『労働安全』に関するすべてのリスク 労働安全では、厚生労働省が公表している墜落・転落、転倒などの分類を軸に関係機関や専門家のサイト、書籍などの情報を参考にリスクを洗い出していきます。 1.分類 厚生労働省は疾病をうけるもととなった起因物が関係した現象を「事故の型」と定義し、その現象を21項目に分類しています。 このサイトでは、それらを労働安全におけるリスクとして採用します。 2.労働安全のリスク一覧 労働安全に関するリスクを一覧化すると下記の通りになります。 ・カテゴリー:労働安全 ・分類 :事故の型21項目 (労働安全リスク一覧) 労働災害は、 労働者の不安全行動と機械やモノの不安全状態が重なって発生する と考えられています。 従って、それら要因も押さえておくことが必要になります。 厚生労働省では、不安全行動として12項目、不安全状態として8項目を挙げています。 (不安全状態と不安全行動の一


Cー7.「経営」リスクの洗い出し(具体例)
『経営』に関するすべてのリスク 近年、BCP(事業継続計画)の策定が推奨されつつあります。BCPとは企業が緊急事態に遭遇しても、その損害を最小限に抑え、事業の早期復旧が果たせるよう有事の際のサブプランを予め定めておくものになります。BCPについては中小企業庁に運用指針がありますので、その内容や関係機関あるいは専門家のサイトや書籍などの情報を参考にリスクを洗い出していきます。 1.分類 内部環境(人為災害) ・モラルの低下や不正行為などヒトに関するもの のほか、建物や機械、資金運用の失敗などの リスク 外部環境(人為災害) ・法律・税制度の急激な変化など政治に関する もののほか、景気変動、パンデミックの発生 などのリスク 外部環境(自然災害) ・地震の発生や火山の噴火、異常気象の発生など のリスク 2.経営のリスク一覧 経営に関するリスクを一覧化すると下記の通り


Cー8.工程の洗い出し
『工程の洗い出し』について解説します 『Aー3.PEST分析』にて、”現状分析する際、まずは「テーマ」を決め、その上でテーマに関する「経路」を把握します"と記載しました。経路は工程とも言い換えることができます。それらを把握することによってモノやヒトの流れが見えるようになり、さらにその流れを細分化することによって各段階におけるリスクが把握しやすくなります。 1.モノの流れ 例えば自社がカフェを経営している場合、” モノ”を「コーヒー」としてその流れを洗い出すと、自社ではコーヒー豆を仕入れるところから始まり、消費者に提供することで終わります。 しかしながらコーヒー豆は海外で栽培され、商社を介して輸入されますので、 上流の流通経路も考える 必要があります。 また、販売以降は消費者で使用・消費され、その後、廃棄されます。 つまり消費者の手に渡ってからもコーヒーの流れは続いていますので、 下流の流通経路まで考える 必要があります。 従って、 まずはコーヒーの流通経路を考えます。


Cー9.リスクの抽出
『リスクの抽出』について解説します 「洗い出したすべての工程」に「洗い出したすべてのリスク」を照らし合わせることで自分(自社)に該当するか否か一つずつ抽出していきます。ここではその内容について解説します。 1.基本的な考え方 まずはリスト化します。 リストは縦軸に「洗い出したすべてのリスク」、横軸に「洗い出したすべての工程」を記載し、該当するところに”○”をつけていきます。 例えば自社がカフェを経営している場合の食品安全、労働安全、経営は下記になります。 【 食品安全 】 (食品安全リスクの抽出) コーヒー豆は農場で生産されます。 コーヒー豆は自然環境のなかで外界に晒されますので生物学的リスク、物理的リスクのほぼすべてが該当します。 化学的リスクに関しては生育段階で使用される薬剤(農薬、殺虫剤、成長剤など)や放射性物質が該当します。 梱包された後は、基本的にコーヒー豆が外界に晒されることはありませんので、輸入や保管、配送においてはほぼリスクが無くなります。...


Cー11.食品安全のリスク抽出・評価(具体例)
『食品安全リスクの抽出・評価』について解説します 『Cー9.リスクの抽出』で文章化したハザード/リスクを評価していきます。ここではその内容について解説します。 1.評価方法 発生頻度と重篤性で評価します。 評価方法は各項目1~3点の掛け算(最低点1点、最高点9点)で行います。 パターンは下記に示す9通りがあり、1~3点は優先順位:低、4~6点は優先順位:中、9点は優先順位:高とします。 (食品安全リスクの評点) 発生頻度は頻繁に発生する可能性があるものは3点、ほぼ発生しないものは1点、それ以外は2点、また重篤性は重篤性が高いものは3点、ほぼ重篤性がないものは1点、それ以外は2点としました。 本来は具体的な数字(例えば、発生頻度であれば、日々発生:3点、月1回発生:2点、年1回発生:1点、重篤性であれば、死亡・入院:3点、休業:2点、その他:1点 など)で示すべきですが、今回は「食品安全」「労働安全」「経営」の3テーマに対して同一評価で進めさせていただきますので感覚的な


Cー12.労働安全のリスク抽出・評価(具体例)
『労働安全リスクの抽出・評価』について解説します 『Cー9.リスクの抽出』で文章化したハザード/リスクを評価していきます。ここではその内容について解説します。 1.評価方法 発生頻度と重篤性で評価します。 評価方法は各項目1~3点の掛け算(最低点1点、最高点9点)で行います。 パターンは下記に示す9通りがあり、1~3点は優先順位:低、4~6点は優先順位:中、9点は優先順位:高とします。 (労働安全リスクの評点) 発生頻度は頻繁に発生する可能性があるものは3点、ほぼ発生しないものは1点、それ以外は2点、また重篤性は重篤性が高いものは3点、ほぼ重篤性がないものは1点、それ以外は2点としました。 本来は具体的な数字(例えば、発生頻度であれば、日々発生:3点、月1回発生:2点、年1回発生:1点、重篤性であれば、死亡・入院:3点、休業:2点、その他:1点 など)で示すべきですが、今回は「食品安全」「労働安全」「経営」の3テーマに対して同一評価で進めさせていただきますので感覚的な


Cー13.経営のリスク抽出・評価(具体例)
『経営リスクの抽出・評価』について解説します 『Cー9.リスクの抽出』で文章化したハザード/リスクを評価していきます。ここではその内容について解説します。 1.評価方法 発生頻度と重篤性で評価します。評価方法は各項目1~3点の掛け算(最低点1点、最高点9点)で行います。 パターンは下記に示す9通りがあり、1~3点は優先順位:低、4~6点は優先順位:中、9点は優先順位:高とします。 (経営リスクの評点) 発生頻度は頻繁に発生する可能性があるものは3点、ほぼ発生しないものは1点、それ以外は2点、また重篤性は重篤性が高いものは3点、ほぼ重篤性がないものは1点、それ以外は2点としました。 本来は具体的な数字(例えば、発生頻度であれば、日々発生:3点、月1回発生:2点、年1回発生:1点、重篤性であれば、死亡・入院:3点、休業:2点、その他:1点 など)で示すべきですが、今回は「食品安全」「労働安全」「経営」の3テーマに対して同一評価で進めさせていただきますので感覚的な”曖昧な評


Cー14.リスク低減の3対策
『リスク低減策』について解説します 考えられ得るリスクには優先順位の高いものから順次対策を講じていきます。ここではその内容について解説します。 1.基本的な考え方 リスク低減策は「 無くす(使わない) 」「 機械で対応する 」「 ヒトで対応する 」の3つの軸で検討していきます。 【 食品安全 】 微生物リスクの基本対策は「つけない・増やさない・殺す」です。 そもそも微生物がいなければリスクは起こりません。 仮に存在していても、機械とヒトで加熱殺菌や冷却処理を行い、菌数を減らす、あるいは増やさなければ微生物リスクは高まりません。 鉱物性異物も同様です。 例えば床材について考えてみます。 床材として金属片が練り込まれたコンクリート素材を採用する(普通のコンクリート素材は使わない)と床材が製品に混入しても金属検出機で除去することが可能になります。 また床材が破損していないか定期的にチェックする、あるいは仮に破損していても、その付近を立ち入り禁止にすることによってそもそもの食品への


Cー15.「食品安全」のリスク低減策(具体例)
『食品安全リスク低減策』について解説します 『Cー11.食品安全のリスク抽出・評価(具体提)』で抽出した食品安全に関するハザード/リスクに対しリスク低減の3対策に基づき対策を立案していきます。ここでは評価の結果、”リスク高”と判定したものについて解説します。 1.優先順位:”高”のリスク低減策 今回の評価では「 病原微生物(食中毒菌) 」「 アレルギー 」「 鉱物性異物 」の3つが優先順位:”高”となりました。これらリスクに対し、リスク低減の3対策に基づいて対策を立案すると下記になります。 (食品安全リスクに対するリスク低減策) 【 病原微生物(食中毒菌) 】 食中毒菌は”農場での汚染”と”自社の店舗での汚染”の2パターンが考えられます。 まずは、”農場での汚染”を如何にして防いでいくか考えます。 コーヒー豆は海外の農場で栽培されています。 農場自体が自然環境下にあること、また国によっては衛生環境が整っていないエリアもあることから、食中毒菌を無くすことは不可能です。...


Cー16.「労働安全」のリスク低減策(具体例)
『労働安全リスク低減策』について解説します 『Cー12.労働安全のリスク抽出・評価(具体提)』で抽出した労働安全に関するハザード/リスクに対しリスク低減の3対策に基づき対策を立案していきます。ここでは評価の結果、”リスク高”と判定したものについて解説します。 1.優先順位:”高”のリスク低減策 今回の評価では「転倒(通路、コード)」「はさまれ・巻き込まれ(製造機械)」「火災(コンセント)」の3つが優先順位:”高”となりました。 これらリスクに対し、リスク低減の3対策に基づいて対策を立案すると下記になります。 (労働安全リスクに対するリスク低減策) 【 転倒(通路、コード) 】 ”通路に置かれているモノにぶつかる”、”電気コードに足を引っかける”ことによって転倒事故が発生します。 前者に関しては ”通路のモノを撤去する” ことでリスクは無くなります。 人間の心理として床面にラインが引いてあるとそのライン内を通ろうとします。 区画管理としてラインを引き、最低でもそのライン内にはモノを置かない
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