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中小企業診断士/暮らし経営案内人


Eー4.リスク分析を再実施すること
『 リスク分析の再実施 』について解説します 事故・トラブルの発生、あるいは検証で不備が見つかった際は、リスク分析を再実施することで抜けや漏れを無くします。再実施する際は、これまで行ってきたリスク分析をさらに深堀りするなど、当初実施した方法とは異なるアプローチで実施していきます。ここでは、再実施する際に有効な方法についてご紹介します。 1.現状分析の細分化 『Eー3.管理運営ルール(体制)を策定すること』 ”4.どこまで現状分析(標準化)するか?” にて、 まずは工程レベルで分析 し、 その結果、事故・トラブルが発生した、あるいは検証で不備が見つかったのであれば、 さらに工程から作業、動作にまで細分化してリスク分析を実施する と 記載しました。 この内容の追加として、「 動作は、弱者の立場でリスク分析をおこなう 」ことをお薦めします。 作業を ”動作単位”にまで細分化して、さらにその動作を行う弱者の立場でリスク分析を実施していくこと によって、同じ動作であっても、体力や性別で


Eー5.検証活動を強化すること
『 検証活動の強化 』について解説します PDCAを回す上での失敗(マンネリ化)は、ほぼ検証が機能していないために発生します。ここでは、検証をうまく進めるためのポイントについてご紹介します。 1.検証を行うしくみをつくる リスク分析や手順書の作成は、活動を展開するうえでの”計画(P)”に過ぎません。 各職場では、その計画に沿って対策を”実施(D)”していますが、 そこで終わってしまっているケースが多く見受けられます。 すると、活動はマンネリ化して効果がでないから、「安全規格を導入しても意味がない」「マニュアルを作成しても良くならない」という結論に至ってしまいます。 これまでの記事で何度も記載していますが、どのような活動を展開する際も『PDCAサイクルを回す』ことが基本であり、なかで も検証(C)が極めて重要になります。 安全活動においては、「ほんとうに現在のルール(体制)で問題ないか?」「ルール通りに対策が実施されているか?」「 対策や手順に無理はないか?」などが”検証(C)”に該当


Eー6.注意喚起すること
『 注意喚起の方法 』について解説します 注意喚起は、本人が意識して行動を変えない限り機能しないため、対策としては弱い手法になります。ここでは少しでも効果を上げるための注意喚起ポイントについてご紹介します。 1.リスクを見える化する 1.注意事項のステッカー、ポスターを貼る 過去に事故・トラブルが発生した場所、リスクが高い作業や重要な手順は、 誰もが目にするところにステッカーやポスター掲示します。 掲示物には 警告色(赤色や黄色など)を活用したり、グラフや写真・図で示すと、視覚的に認知しやすくなります。 【注意事項】 ステッカーや掲示物が増えると、情報量が増えるために反って意識してもらえなくなる可能性が高くなります。 従って、 掲示物は2つまでとし、3つ以上になりそうなときは、掲示しようとしている内容のなかで一番リスクが低いものを掲示から外すようにします。 また、 ステッカーや掲示物は劣化しやすくなりますので、定期的に交換する ようにします。 2.明示する(テープで識別する)..


Eー7.全従業員に周知すること
『 周知の方法 』について解説します 周知は簡単なようでとても難しい取り組みになります。その理由は、単に伝えることではなく、理解と納得を得てもらう必要があるからです。理解と納得を得るためにはそれなりの伝え方が必要になります。ここでは周知の方法としてどのようなものがあるかについてご紹介します。 1.周知方法 1.定例会(朝礼、夕礼 など) これまでの状況とは異なる 小さな変更(=誤認やミスが起こる可能性が低いマイナーチェンジ) 、あるいは行政や業界団体からの外部情報や社内の連絡事項は、定例会で管理者が管下の作業者に自分の言葉で伝えます。 【注意事項】 別の記事にて「管理者が直接伝えられない時は、伝達者を決め、伝えること」と記載しました。 作業に直接かかわらない事項の連絡であれば、それで問題ありませんが、 作業に直接かかわること、特に4M変更に関しては必ず管理者が直接、管下の全従業員に周知することが必要になります (指揮命令系統の一元化)。 2.職場ミーティング これまで


Eー8.長期記憶に残すようにすること
『 長期記憶へのインプット 』について解説します 記憶は情報を覚え込み(銘記)、その覚えた情報を忘れないように保持し、さらに保持した記憶を必要に応じで思い出す(想起)ことで完成します。ヒトは忘れる生き物です。如何にして銘記し、保持し、想起するか?ここではそのヒントについてご紹介します。 1.銘記 1.共感できるストーリーで話す 「あるある」エピソードに近づけて共感できるストーリーで話すようにします。 【注意事項】 ”覚えよう”とする気持ちが無ければ、周知したところで聞いた内容は右から左へと流れてしまいます。 特に”自分たちには関係が無い”と感じる内容になるほど、その傾向は強まりますので、 如何にして当事者意識を持ってもらうか?がポイントになります。 当事者意識を持ってもらうためには、一般的に 「あるある」エピソードで話すと親近感を覚えます。 それは同じ経験を共有化できているからであり、例えば、事故・トラブルが発生した裏に「忙しかった」「人がいなかった」「大丈夫だと


Eー9.注意力散漫を防止すること
『 集中力の回復 』について解説します 集中すると多くのエネルギーが消費され、脳は疲弊していきます。従って、あれもこれもと注意力を働かせようとするとエネルギー不足が発生し、集中力を低下させる要因になります。ここでは集中力を回復させるための方法として、どのようなものがあるかについてご紹介します。 1.対策案 1.定期的にブドウ糖、ビタミンB1を補給する 脳に栄養が行き渡らずエネルギー不足になると集中力は低下します。 一般的に朝食を抜いたり過度な糖質制限をするとブドウ糖が不足し脳の機能が低下することが知られています。 従って、 集中力を維持するためには定期的にブドウ糖を摂取する ことをお薦めします。 【注意事項】 事務職であれば休憩がてらスポーツキャンディやスポーツドリンクで栄養・糖分補給できますが、工場勤務になるとなかなかその機会はありませんので、その時間を提供する必要があります。 朝食をとるか、とらないかは個人的なことなので強制はできませんが、指導することはできます


Eー10.相手に伝わる伝え方をすること
『 伝え方 』について解説します ”伝える”とは、単純に聞いた話を第三者に言うことではありません。相手に理解してもらい、納得してもらって初めて”伝える”ことになります。ここではそのヒントについてご紹介します。 1.対策案 1.タイミングに配慮する 誰もが日々の計画に基づいて業務しています。 管理者が集合の号令をかけるとメンバーは作業を中断して管理者の話を聞くことになりますが、業務の遅れが気になり、聞いた話が頭に入ってこないかもしれません。 だからと言って、業務終了後に話をすると”早く帰りたい”との想いで話が頭に入ってこないかもしれません。 相手に覚えてもらうためには話をするタイミングを見極めることが大切になります。 【注意事項】 業務のキリが良い時間帯は、朝や休憩後、作業切り替え直後など次の作業を始める前です。 その時間帯で話をすることをお薦めします。 2.聞き手のバックグラウンドに配慮する 管理者と実務者がとらえるリスクや情報(量)、解釈(価値観)は異なっています


Eー11.理解と納得していることを確認すること
『 理解と納得 』について解説します 様々な意見はありますが、「理解=論理的・認知的なもの」「納得=感情的なもの」と定義したうえで、理解と納得を得るために必要なことは何か?ここではそのヒントについてご紹介します。 1.理解 1.相手に問いかける まずは”聞き手”の表情を確認し、タイミングを見て随所で理解状況を確認します。 【注意事項】 相手に問いかけるタイミングは、話の途中と話の最後になります。 話の途中では次の内容に進む前や明らかに聞いていないときは、その人を名指しで確認します。 そうすることにより、他の参加者への牽制にもなり、話を聞こうとする姿勢も強くなります。 話の最後では、全体を見渡したうえで、最前列で目が合った人を名指しで確認するとよいです。 話し終えた段階で、「わかった?大丈夫?」と問いかけることが大切になります。 2.理解度をチェックする 話し終わった後、理解しているかどうか筆記で確認します(理解度チェックの実施)。 【注意事項】 理解度チェックは、


Eー12.5W1Hで伝えること
『 5W1H 』について解説します ”伝える”とは、単純に聞いた話を第三者に言うことではありません。相手に理解してもらい、納得してもらって初めて”伝える”ことになります。この点は手段の目的化になりやすいので注意が必要です。ここでは伝える際に必要になるヒントについてご紹介します。 1.5W1Hで伝える 伝える際は、5W1Hを意識し、それを習慣化させます。 「 いつ 」「 どこで 」と言った情報から、次に「 誰が 」「 何を(した) 」という結論を伝え、最後にそれら内容に対する相手の「 なぜ 」「 どのように(した) 」という理由を示します。 伝え方のひとつに「 PREP法 」がありますが、その前半部分と同じ流れになります。 なかでも「いつ」「誰が」は忘れられるケースが多いため注意が必要です。 まずはフレームとして覚え、抜けや漏れを無くしていく、それを身につけることが大切になります。 フレームワークとして覚える方法の 第一段階として、5W1Hで語れる報告書式(メモ帳)をつくり、そ


Eー13.お互いの連携を良くすること
『 連携 』について解説します お互いのミスをカバーし合えることもチームワークのメリットになります。そのメリットを最大限活用するためにはコミュニケーションの強化は欠かせません。しかしながら、作業者のなかには、人と話すことが苦手な者もいるかもしれません。そのような対人関係が苦手な作業者に対しては、管理者との関係構築から始め、順次、各職場でのコミュニケーションが図れるようにサポートすることが必要になってきます。ここでは連携を強化するためのヒントについてご紹介します。 1.連携を良くする 1.管理者がコーチングスキルを身につける コミュニケーションスキルに「 傾聴 」「 承認 」「 質問 」があります。 これはコーチングスキルと同じであるため、管理者はそれらスキルを獲得することで話しやすい環境を整備し、部下との関係を構築することができるようになります。 【注意事項】 管理者をコーチング研修(OFFJT)に参加させる、コーチング研修の受講を昇格条件にする、新規管理者教育に組み込むな
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