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中小企業診断士/暮らし経営案内人


Aー14.ロジカルツリー
『ロジカルツリー』について解説します 問題や課題が複雑で多数の原因や解決策がある場合、その関係性を体系的に図式化することによって頭のなかをシンプルに整理することができるようになります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) 問題把握や課題抽出においては 「MECE」 になるよう 「ブレインストーミング」 で情報を集め、それら情報を 「包括関係」や「論理的推論」 によって整理し、 さらに体系的に図式化したものが「ロジカルツリー」 と言えます。 つまり、これまで解説してきた内容はパズルのパーツを創ってきたのであり、そのパーツを組み合わせて完成させたパズルがロジカルツリーと言えます。 ロジカルツリーは、様々な問題や課題を因数分解し、現状や原因、対策を検討する考え方であり、 「WHATツリー」「WHYツリー」「HOWツリー」 の3種類があります。 (ロジカルツリーの具体例) 1.WHATツリー あるテーマを構成要素( 名詞で表現することができる物や事 )に整理


Aー15.問題の把握(まとめ)
『問題の把握』について解説します 前回の記事にて問題把握においてはMECEになるようブレインストーミングで情報を集め、それら情報を包括関係や論理的推論により整理し、最終的にロジカルツリーで体系的に図式化するとの旨、記載しました。問題には顕在的なものと潜在的なものの2種類があります。それらをロジカルツリーで整理することによって問題把握の精度を上げることができるようになります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) 問題を把握する際はSWOT分析で行った「外部環境の脅威」と「内部環境の弱み」を中心に考える と整理しやすくなります。 なおSWOT分析の解説時に記載した通り、 外部環境の機会と脅威、内部環境の強みと弱みはケースや考え方によって真逆になることもあります。 従って、問題を把握する際は、外部環境の機会と内部環境の強みにも注意しながら検討することをおすすめします。 1.顕在的な問題 現在発生している目に見える問題(悩み) です。 顕在的な問題は自社(


Aー16.問題の把握(具体例)
『問題の把握』の具体例について解説します 経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。詳細はこれまでの解説を参考にしていただき、ここではSWOT分析から導かれる①顕在化している問題 ②潜在化している問題について解説します。 (問題解決のフロー図) 「生ハム」を加工販売している経営者A 悩み 熟成生ハムはテレビや雑誌で瞬く間に評判となり、これを機会に経営者Aはネット通販を開始した。またイタリアンレストランや百貨店からの引き合いも強まってきた。その結果、生産および販売能力をオーバーし対応が間に合わない状況が続いている。製造は従来の3倍量を新たに仕込み、販売は従業員数を2倍にして対応したが、それでも人手不足は否めない。従業員を募集してはいるがなかなか集まらず、採用してもすぐに辞める状況が続いている。 SWOT分析 外部環境(機会) イタリアからの生ハム輸入禁止が続いている 生ハムの国内生産量は年々増加傾向にある 家族で作るおつまみがマンネリ化しつつある 外部環境(脅威) コロナによる「家飲み」


Aー17.あるべき姿の創造(フレームワーク)
『あるべき姿の創造で活用するフレームワーク』について解説します あるべき姿には「現在」と「将来」の2つがあります。現在のあるべき姿は短期的な視点でのゴール、将来のあるべき姿は長期的な視点でのゴールを意味します。課題とは現在の姿とあるべき姿とのギャップを埋めるための要素になりますので、まずはゴールを決める必要があります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) MVV分析(ミッション・ビジョン・バリュー) 自社(自分)のミッション、ビジョン、バリューを定めます。 「ミッション」では、 外部環境に対し「何をやらなければならないか」 を定めます。 「ビジョン」では、ミッションで定めた”やらなければならないこと”を達成させるために 内部環境が「どのような状態にならなければならないか」 を定めます。 「バリュー」では、ビジョンを実現させるために 「どのように行動するか」 を定めます。 これらを明確にすることによって、従業員や取引先、消費者、社会に対して創業(操業)の想いを伝えることができる


Aー18.MVV分析
『MVV分析』について解説します MVVはミッション・ビジョン・バリューの略になります。このなかでビジョンがあるべき姿に該当します。ビジョンを明確にすることによって、従業員や取引先、消費者、社会に対して創業(操業)の想いを伝えることができるようになります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) 1.MVVについて ミッション(使命) 外部環境 に対し 「何をやらなければならないか」 を考えます。 ビジョン(あるべき姿) ミッションで定めた為すべきことを達成させるために 内部環境 が 「どのような状態にならなければならないか」 を考えます。 バリュー(価値) ビジョンを実現させるため 「どのように行動するか」 を考えます。 自社(自分)の価値基準がひとりよがりになってしまうと社会や消費者の価値基準からズレてしまう可能性もありますので、 自社(自分)の行動が、社会(消費者)に「どのような価値を与えるか」まで考えることが必要 になります。 そのため、ミッショ


Aー19.あるべき姿の創造(具体例)
『あるべき姿の創造』の具体例について解説します 経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。ここではSWOT分析から導かれた外部環境と問題、またこれまでわかっている状況に基づいて①ミッション、②ビジョンを決めます。 (問題解決のフロー図) 「生ハム」を加工販売している経営者A SWOT分析 外部環境(機会) イタリアからの生ハム輸入禁止が続いている 生ハムの国内生産量は年々増加傾向にある 家族で作るおつまみがマンネリ化しつつある 外部環境(脅威) コロナによる「家飲み」でおつまみの需要が高まっている すでにチーズやアボカドを生ハムで包んだ商品が販売された 潜在的な問題 ① 熟成生ハムに代わる第2の柱(商品)が無いこと ② 将来のあるべき姿がないこと ミッション 「食品で感動を与えること」 (解説) まずは実家の精肉店ではなく食品加工メーカーに就職したこと、「素材を活かした商品づくりになっていない」との理由から会社を辞め実家の精肉店で新たな食品開発に着手したこと、食の知見を広げる目的でイタ


Aー20.課題の抽出
『課題の抽出』について解説します 課題の抽出で活用するフレームワークは『問題の把握』と同じです。よく「問題」と「課題」が混在されるケースを目にしますが、意味を知ることによってその混在を無くすことができるようになります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) 1.課題について 課題は 「現在の姿」と「あるべき姿」のギャップを埋めるための要素(改善・戦略) を意味します。 別の記事で「 あるべき姿は社会(消費者)ニーズに応える姿 」と記載しました。 仮に「現在の姿が社会(消費者)のニーズに応えている」のであれば、現在の姿とあるべき姿とのギャップは発生しません (現状維持) 。 一方で、あるべき姿を創造するということはニーズに応えられていないこと (問題発生) 、つまりギャップが発生していることを認識していると言えます。 問題とは「現在の姿とあるべき姿とのギャップを発生させている要因」になりますので、その ギャップを埋めるための要素である課題は問題の裏返し


Aー21.課題の抽出(具体例)
『課題の抽出』の具体例について解説します 経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。ここでは①SWOT分析から導かれた問題と②ビジョンから推論された問題から課題を抽出します。 (問題解決のフロー図) 「生ハム」を加工販売している経営者A 問題 ① 明確な販売戦略が無いこと(経営、営業に強い従業員がいないこと) ② 熟成生ハムに代わる第2の柱(商品)が無いこと ③ 将来のあるべき姿がないこと ビジョン 「ここでしか味わえない食肉加工品を世に広めること」 課題 ① 明確な販売戦略を策定すること(経営、営業に強い従業員を増やすこと) 問題①の裏返し ② 熟成生ハムに代わる第2の柱(商品)を創造すること 問題②の裏返し ③ 将来のあるべき姿を創造すること 問題③の裏返し ④ 日本で販売していない商品を調べること 熟成生ハムはイタリアにはありましたが、日本国内になかったことから人気を博したと言えます。従って「ここにしかない」とは「国内にない」との意味であると定義した上で「熟成生ハム」のような国内


Aー22.優先順位の決定(フレームワーク)
『優先順位の決定で活用するフレームワーク』について解説します 課題はひとつとは限りません。いくつも存在する課題に対し、あれもこれも取り組むことは時間的にも金銭的にも無理が生じます。従って取り組むべき課題の優先順位を決める必要があります。ここでは優先順位を決めるための代表的なフレームワークについて解説します。 (問題解決のフロー図) 1.2✕2マトリクス 代表的なフレームワークとして 縦軸に重要度(緊急度) 、 横軸に緊急度(重要度) をテーマに整理した「 時間管理マトリクス 」があります。 この2✕2マトリクスは 優先順位を決める際に活用 します。 その他、 戦略立案時に活用されるケース も多くあり、例 えば現状の把握で紹介したSWOT分析で抽出した内部環境を縦軸、外部環境を横軸に整理した クロスSWOT 、製品(既存製品、新製品)を横軸に、市場(既存市場、新市場)を縦軸にとった アンゾフの成長マトリクス 、マーケティングにおいては ポジショニングマップ があります。...


Aー23.2✕2マトリクス
『2✕2マトリクス』について解説します 優先順位を決める際に活用されるフレームワークとして縦軸に重要度(緊急度)、横軸に緊急度(重要度)をテーマに整理した「時間管理マトリクス」があります。ここでは時間管理マトリクスに基づく優先順位の決め方について解説します。 (問題解決のフロー図) 1.2✕2マトリクス 「田の字」を描き、縦と横の各軸にテーマを設定し各テーマの関係性を2軸で整理した表 です。 代表的なフレームワークとして縦軸に重要度(緊急度)、横軸に緊急度(重要度)をテーマに整理した 「 時間管理マトリクス 」 があり優先順位を決める際に活用します。 このマトリクスにお ける各象限の優先順位は 第一象限>第二象限>第三象限>第四象限 になります。 重要度、緊急度の高い課題はすぐに着手 します。 一方で 重要度は高いものの、緊急度が低い課題は将来のあるべき姿を達成 するために、また 重要度は低いものの、緊急度が高い課題は現在のあるべき姿を達成 するために優先順位を上げて着手しま
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