top of page
食品製造業 × 実務経験 × 中小企業診断士


Aー7.SWOT分析
『SWOT分析』について解説します PEST分析で導いた外部環境とVRIO分析で導いた内部環境を整理し、外部環境は機会/脅威、また内部環境は強み/弱みの視点で現状を把握するときに活用します。言い換えると現状分析のまとめ(完成形)であり、問題解決する際は、このSWOT分析から戦略・戦術を導いていくことになります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) 1.集める情報 (1)外部環境の機会 PEST分析 で設定した「テーマ」にとって チャンスに変えることができる 事実 企業)「飲料」 ⇨ 気温上昇 「ロボット」⇨ 人手不足 個人)「進路」 ⇨ 売り手市場 「貯金」 ⇨ 金利上昇 (2)外部環境の脅威 PEST分析 で設定した「テーマ」にとって チャンスを失うかもしれ


Aー8.SWOT分析(具体例)
『SWOT分析』の具体例について解説します 経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。詳細はこれまでの具体例を参考にしていただき、ここでは①機会 ②脅威 ③強み、④弱みについて解説します (問題解決のフロー図) 「生ハム」を加工販売をしている経営者A ①外部環境分析(機会) イタリアからの生ハム輸入禁止が続いている 生ハムの国内生産量は年々増加傾向にある 家庭で作るおつまみがマンネリ化しつつある ②外部環境分析(脅威) コロナによる「家飲み」でおつまみの需要が高まっている すでにチーズやアボカドを生ハムで包んだ商品が発売された ③内部環境分析(強み) 新しいことへのチャレンジ精神 家族経営ゆえに追及できるこだわりの生ハム 留学経験を活かした食肉加工品以外のイタリアン商品の開発 ④内部環境分析(弱み) 家族で経営しているため、新規雇用しても店舗の雰囲気に慣れない イタリア料理は勉強したが、食肉加工に関する資格しかない 職人気質で経営、営業経験がない 「卒業後の進路」を考えている大学生B


Aー9.問題把握(フレームワーク)
『問題把握で活用するフレームワーク』について解説します 現状分析の結果を参考に自社(自分)の問題点を把握していきます。問題を把握する際に活用するフレームワークに、これと言ったものはありません。ここでは問題把握のみならず、現状分析や課題抽出などでも頻繁に活用できるフレームワークについて解説します。 (問題解決のフロー図) 1.MECE 抜けや漏れ、やダブりなく 情報を整理していくこと です。 検討段階で漏れ(抜け)やダブりがあると、 結論を導く段階で本来検討すべき内容を見落としてしまう危険性 があります。 そのような状況にならないように情報を整理していくことが必要になります。 2.ブレインストーミング MECEに近づけるために 数多くのアイデアを出すこと です。 ひとりで考えるとMECEにならない可能性もでてきます。 それは思い込みや先入観などパターン化した思考が新たな可能性を見つけ難くするからです。.


Aー10.MECE
『MECE』ついて解説します MECEは問題解決する際に重要となるフレームワークです。現状の把握や原因の追究、解決策の立案などを考えるときに導かれる結論は人によって異なりますので、抜けや漏れ、ダブりを無くして情報を整理していくことによって精度の高い結論に導くことができるようになります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) 1.意味 情報を抜けや漏れ、ダブりなく整理していくこと です。 検討段階で情報の抜けや漏れ、ダブりがあると、本来検討すべき内容を見落としてしまう危険性がでてきますので、 検討の際は、常にMECEを意識しながら情報を整理していくことが必要 になります。 (1)漏れ(抜け) 検討する際に必要となる情報が入っていないこと です。 例えば、「コーヒー豆」の経路を考えてみます。 コーヒー豆は輸入していますが、検討を国内入荷からスタートしてしまうと、農場の天候・気候、カントリーリスク、為替と言った 国外事情の検討が疎かになってしまいま


Aー11.ブレインストーミング
『ブレインストーミング』について解説します アイデアは人の数だけ存在します。多くの意見、アイデアを集めることで現状の把握や問題の追究、課題解決策の立案などの精度を高めることが可能になります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) (1)意味 MECEに近づけるために多くのアイデアを出すこと です。 ひとりで考えるとMECEにならない可能性もでてきます。 それは 思い込みや先入観などパターン化した思考が新たな可能性を見つけ難くする からです。 3人寄れば文殊の知恵ということわざがある通り、様々な思考を持った複数人で意見を出し合ったほうが新たな可能性を見つけやすくなります。 従って、ほかの人の意見を聞く、あるいは視点を変えて考える必要があります。 (2)具体例 例えば「 良いお店の雰囲気 」について考えたとします。 Aさんは「 ハード面 」から照明が明るい、清潔感がある


Aー12.論理的推論
『論理的推論』について解説します 問題解決に際しては、事実を積み重ねて真因を掴み、仮説を立てることで改善の方向性を導きます。論理的推論の手法である演繹法と帰納法を身につけることでそれらを効果的に機能させることができるようになります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) 1.演繹法 一般的かつ普遍的な事実、様々な事実・事例から結論を導き出すこと です。( 抽象⇨具体 ) (演繹法のイメージ) 別の記事で記載した『カフェ』の外部環境の脅威は「コーヒー豆、エネルギーコストが増加している」「町の小さなカフェの倒産件数が増加している」でした。 仮に「コーヒー豆のコストが増加している」を業界の普遍的事実と想定し、具体的な事実・事例として「町の小さなカフェは倒産が増えている」との関係を演繹法で考えてみます。 「町の小さなカフェ」はコーヒー豆を利用していますので「コストが増加している」を導くことができます。 しかしながら「倒産件数の増加」は必ずしもコーヒー豆


Aー13.包括関係
『包含関係』について解説します あるテーマについて、関係性の大小を整理することは思考の混乱を防ぐことにつながります。関係性については数学や論理学で厳密に定義されていますが、それらは難しいので、ここでは問題解決を進める上で必要となる知識のみ「イメージ」として意識してもらえる程度に解説します。 (問題解決のフロー図) 1.内包と外延 「内包」はあるテーマを構成する部分像 、 「外延」は全体像 を表します。 例えば、日本を北海道、本州、四国、九州・沖縄の4つの島に分けたとします。 ここで日本と北海道との関係を考えたとき、 日本は4つの島を構成する全体像になりますので「外延」 、 北海道は日本を構成する部分になりますので「内包」 と言えます。 また北海道の県庁所在地である札幌市を考えたとき、 北海道は札幌を含む市町村を構成する全体像になりますので「外延」 、 札幌市は北海道を構成する部分になりますので「内包」 と言えます。 つまり 「内包」と「外延」は、テーマを比較した際に大小


Aー14.ロジカルツリー
『ロジカルツリー』について解説します 問題や課題が複雑で多数の原因や解決策がある場合、その関係性を体系的に図式化することによって頭のなかをシンプルに整理することができるようになります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) 問題把握や課題抽出においては 「MECE」 になるよう 「ブレインストーミング」 で情報を集め、それら情報を 「包括関係」や「論理的推論」 によって整理し、 さらに体系的に図式化したものが「ロジカルツリー」 と言えます。 つまり、これまで解説してきた内容はパズルのパーツを創ってきたのであり、そのパーツを組み合わせて完成させたパズルがロジカルツリーと言えます。 ロジカルツリーは、様々な問題や課題を因数分解し、現状や原因、対策を検討する考え方であり、 「WHATツリー」「WHYツリー」「HOWツリー」 の3種類があります。 (ロジカルツリーの具体例) 1.WHATツリー あるテーマを構成要素( 名詞で表現することができる物や事 )に整理


Aー15.問題の把握(まとめ)
『問題の把握』について解説します 前回の記事にて問題把握においてはMECEになるようブレインストーミングで情報を集め、それら情報を包括関係や論理的推論により整理し、最終的にロジカルツリーで体系的に図式化するとの旨、記載しました。問題には顕在的なものと潜在的なものの2種類があります。それらをロジカルツリーで整理することによって問題把握の精度を上げることができるようになります。ここではその方法について解説します。 (問題解決のフロー図) 問題を把握する際はSWOT分析で行った「外部環境の脅威」と「内部環境の弱み」を中心に考える と整理しやすくなります。 なおSWOT分析の解説時に記載した通り、 外部環境の機会と脅威、内部環境の強みと弱みはケースや考え方によって真逆になることもあります。 従って、問題を把握する際は、外部環境の機会と内部環境の強みにも注意しながら検討することをおすすめします。 1.顕在的な問題 現在発生している目に見える問題(悩み) です。 顕在的な問題は自社(


Aー16.問題の把握(具体例)
『問題の把握』の具体例について解説します 経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。詳細はこれまでの解説を参考にしていただき、ここではSWOT分析から導かれる①顕在化している問題 ②潜在化している問題について解説します。 (問題解決のフロー図) 「生ハム」を加工販売している経営者A 悩み 熟成生ハムはテレビや雑誌で瞬く間に評判となり、これを機会に経営者Aはネット通販を開始した。またイタリアンレストランや百貨店からの引き合いも強まってきた。その結果、生産および販売能力をオーバーし対応が間に合わない状況が続いている。製造は従来の3倍量を新たに仕込み、販売は従業員数を2倍にして対応したが、それでも人手不足は否めない。従業員を募集してはいるがなかなか集まらず、採用してもすぐに辞める状況が続いている。 SWOT分析 外部環境(機会) イタリアからの生ハム輸入禁止が続いている 生ハムの国内生産量は年々増加傾向にある 家族で作るおつまみがマンネリ化しつつある 外部環境(脅威) コロナによる「家飲み」
bottom of page